2020年6月4日

コロナ禍の最中に急浮上した9月入学は見送りになったようだ。

それはそれとして賛成派の国会議員、有識者たち更にはメディアが口を揃えているグローバルスタンダード(和製英語)は本当に世界標準(*)なのだろうか?

*「国際標準」や「世界標準」の意味であれば、英語では「international standard (インターナショナルスタンダード)」と言うようだ。
因みに技術の分野ではISOが世界に通用することで良く知られていてISO9001(品質)やISO14001(環境)などは一般に知られている。

 

世界の小中高校の入学式が何月なのか調べてみたら次のような情報を見つけた(メディアもせめてこのような情報も示して報道をして欲しいものだ)。

これを見る限り夫々の国の歴史や季節やその他の事情でまちまちであるように思われる。

やはり、日本が現状(4月)になっている理由や経緯を含めそれぞれのメリットデメリットを証左を含めてしっかり検討することが大事と思う。

一部の人達の恣意的な発言に惑わされず、一番影響を被るのは常に「現場」ということを忘れずにいたいと思う。

1月:シンガポール、マレーシア、フィジー
2月:オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル
3月:韓国、アルゼンチン、ペルー、チリ
4月:日本、インド、パキスタン、パナマ
5月:タイ
6月:フィリピン、ミャンマー
7月:インドネシア
8月:ドイツ、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド、台湾
9月:アメリカ、イギリス、フランス、イタリア、ロシア、カナダ、中国、ベトナム
10月:エジプト、ナイジェリア、セネガル、カンボジア