「核拡散防止条約(NPT)再検討会議が決裂」の報道に接して国際機関の機能不全を改めて思った。
情報不足を顧みずに言えば次のようなポイントが原因かと。
・全会一致は原則としてもオルタナティブへの可能性を担保するのが原則では。
・国連でいえば第2次世界大戦の置き土産「常任理事国の拒否権」が時代の変化に対応できず各種決定の足枷となっている。
国内の卑近な話題で言えば直近の次の拙詠草(やましん歌壇掲載歌)にもあるように憲法改正が話題となっている。
・ひたひたと足音聞こゆ改憲の数の揃うを報じるメディア
改憲を進めたい人たちの主な論点は「憲法が現実に合わなくなっている」らしいが憲法はあくまで理想、あるべきめざすべき姿を示すもので現実との間に生じる齟齬は法律やその他の手段で対応するものではないかという考えに立ちたいものだ。
権力を握ったものの常として保身のために憲法変えてきた海外の多くの事例を待つまでもない。