酒田市美術館と土門拳記念館の共同企画展「2つのまなざし 江成常夫と土門拳ーヒロシマ・ナガサキ」の紹介を地方紙に見かけた。
土門拳記念館はこれまでも何度か訪れているが酒田市美術館への訪問の記憶はない。
展示作品の状況とさかた文化財団名誉顧問に就任した江成氏(85歳)の写真も添えてあった。
江成氏については当方にも次のような縁がある。
1995年神奈川報道写真連盟公募展(全国公募)で弊作品(とまり木)が大賞となりその時の審査委員長が江成氏で次のような講評をいただいた。
=スナップ写真は周りの身近な風景や題材であっても撮影者の視点次第でしっかりとした作品になりうる。その視点で日常に題材を求め た大賞の「とまり木」は駅前のなにげない風景の中から社会の世相を切り撮っており、対象に向かう視点と作品作りの力量は評価できる=
写真集「花嫁のアメリカ」のほか氏の写真集を保有していたが次の詠草を詠んだ折の断捨離で手放してしまっていている。
・断捨離の成果の箱を古書店へこころ残りの帰路はたそがれ(平成29年7月やましん歌壇 大滝 保選:筆頭一席)