6月吉日にようやく発刊にこぎつけることができた。まずはこれまでお付き合いいただいた方々へ次のようなメッセージを添えて謹呈からスタート。
拝啓
大変ご無沙汰いたしておりますが皆様ご健勝のことと存じます。
70歳で“【遊行期】への羅針盤”として上梓した「続 私的アンソロジー“しあわせの構図”」に続く形で、遊行期の門にあたる75歳に「続・続」篇となる冊子を上梓したいという気持ちを温めてきて何とか3月中の脱稿にこぎつけました。市内の印刷会社(1社)、ネット印刷会社(数社)の見積比較を行って発注先を決めたものの、年度末という印刷業界の多忙期に重なったことに加え拙校正や下記に触れる分冊を入れるクラフトケースの製作に手間どり最終的な仕上がりは6月にずれ込んだ次第です。
また、昨年後半に文芸社からコラムのみでの出版(商業ルートの)のオファーがありましたが、拙趣旨と費用を考えて自費出版を選択した経緯もあります。
今回の冊子発刊にあたりそのコンセプトは自分史的要素はあるものの生業から離れたアクティビティ(ビジネスは70歳で終えています)に照準を絞ることにいたしました。そして試行錯誤、紆余曲折を経て「Ⅰ序」、「Ⅱ歌集」、Ⅲ写真短歌集集」、「Ⅳコラム 飛耳長目」/著作・投稿・寄稿集」という4分冊ケース入りの体裁で発刊に落ち着いた次第です。
心身の衰え(特に70歳以降は日々の作業能力の「質とスピード」の衰え)を実感する日常ですが、加えて今回は原稿の作成・編集・校正すべて自らの手で実施しており、その体裁は素人感を拭えないものがあります。手に取っていただく方には内容はもとよりそれら(素人感)も感じ取れる冊子になっているのではないかと思います。それを含めて目を通していただけますと望外の喜びです。
なお、「Ⅰ 序“発刊に寄せて”」には次のお三方には私の我儘に応えていただき過分な一文を頂戴いたしました。この場を借りて感謝申し上げます。
・川村志厚先生:Uターン以降のわがビジネス・地域活動の師
・佐藤紀之さん:私が短歌を始めるきっかけをいただいた短歌の先達
・木原邦彦さん:俳句を嗜みお互いの好奇心の世界で共通項が多い知友